裏紙再利用はSDGs視点で無駄?知っておくべきルールとアイディア

SDGsへの関心が高まっている昨今、私たちの身近でできることと考えたときに思い浮かぶひとつが裏紙の再利用ではないでしょうか。

学校や会社などで裏紙の再利用は行われていますが、SDGs視点で本当に役立っているのか気になることはありませんか?

本記事では、

  • 裏紙再利用のメリットとデメリット
  • 再利用する際に知っておくべきルールや注意点
  • 自宅で出来る裏紙再利用のアイディア

などについて詳しく紹介していきます。

かんたんにできる裏紙の再利用法もあるので、ぜひ試して環境について考えてみませんか?

目次

裏紙の再利用はSDGsや企業で推奨されている?

裏紙の再利用は環境保護やコスト削減にも繋がるため、SDGsや企業でも推奨されている取り組みです。

SDGsの15番目:陸の豊かさを守ろう

引用元:国際連合広報センター

裏紙再利用は、持続可能な開発目標(SDGs)の15番目である「陸の豊かさを守ろう」に貢献する取り組みです。

一般的に紙の原料は、木材です。

なので紙の消費量を減らすことは、森林伐採を抑制し、自然環境保護に繋がります。

ASKULの再利用啓蒙ポスター:裏面も、使おう。

ASKUL(アスクル)は、裏紙再利用を推奨するポスターを作成し、企業や学校での活用を呼びかけています。

「裏紙も、使おう。」というのは、ASKULのポスターに載せられているスローガンのうちの1つです。

またASKULが行っているもうひとつの活動は、

  • カタログ
  • ダンボール
  • 使用済みトナーカートリッジ
  • 使用済みラベルライターテープカートリッジ

といったリサイクル資源を無料回収する活動です。

捨てるはずだったものを回収してもらうことで有効活用できます。

裏紙再利用のメリット

裏紙再利用には、環境保護やコスト削減のSDGs視点の他にも、クリエイティブな活用方法があるのがメリットです。

例えば、以下のように様々な再利用法があります。

  • メモ帳
  • ノート
  • 折り紙や切り絵などの工作
  • 箱を作ってゴミ入れにする  など

どれも手軽にできる方法ばかりなので、後ほど詳しく紹介していきます!

裏紙の再利用は無駄という人の意見や根拠

一方で、裏紙の再利用は無駄だと考える人もいます。

その理由として、裏紙再利用にあるいくつかのデメリットが挙げられます。

裏紙再利用のデメリット

裏紙再利用のデメリットとして、挙げられるのは次の通りです。

  • 情報漏洩のリスクがある
  • プリンター自体への負担が大きい
  • 裏紙への印刷は白紙印刷より紙詰まりしやすい  など

裏紙を会社で利用する場合は特に注意が必要です。

重要な情報が書かれた紙を裏紙として再利用して、他社に渡してしまうと情報が流出することがあります。

また裏紙印刷はプリンターへの負担が大きく、故障や紙詰まりの原因になりかねません。

その結果、プリンターが故障したり紙が詰まった際に、業者による修理時間やコストが余計にかかってしまいます。

学校や会社で裏紙を再利用するルールと禁止事項

裏紙の再利用を、学校や会社で行う場合には、適切なルールと禁止事項を設けることが重要です。

ルールと禁止事項を守ることで、デメリットを回避し、効果的に裏紙を活用できます。

表面が機密情報でない場合のみ利用:過去の情報漏洩事例を踏まえたリスク

機密情報を含む裏紙は再利用しないことが大前提です。

会社の機密情報が書かれた紙やお客様・生徒の個人情報などが書かれた紙は、たとえ印刷ミスであっても再利用はNG。

情報漏洩事例を踏まえ、リスクを避けるためにも、表面に機密情報がないことを十分確認してから再利用しましょう。

情報漏洩リスクがある裏紙はシュレッダーにかける

情報漏洩のリスクがある裏紙は、再利用せずにシュレッダーで処分しておくことが重要です。

うっかり裏紙に再利用してしまったでは済まされないため、できるだけ早く処分する

しかしシュレッダーにかけると繊維を細かく切断してしまいリサイクルできなくなってしまうため、次に挙げる方法の活用も検討してみましょう。

大量の裏紙にしてはいけない古紙は業者へ引き取り依頼

再利用できない大量の裏紙がある場合は、古紙回収業者に引き取ってもらい、適切な処分をお願いしましょう。

また機密情報が書かれた紙をリサイクルしたい場合は、溶融処理という方法がおすすめです。

いくつかの溶融処理を行っている会社や利用方法については以下の通りです。

専用の箱に古紙を詰めて郵便局に持ち込む。

ECOBoxという箱に古紙を詰めて、営業所に持ち込むか、回収を依頼する。

NDSパックという箱に、古紙を詰めて電話で依頼し郵送する。

SDGsの観点から考えても、古紙を捨ててしまうくらいなら業者に引き取ってもらって、環境問題改善に貢献しましょう!

表面にバツ印またはスタンプをつける

裏紙を再利用する際には、表面にバツ印やスタンプを押すことで、誤って再利用してしまうリスクを減らせます。

自宅で裏紙を再利用する自作アイディア

自宅で手軽に裏紙を再利用する方法をいくつか紹介していきます。

ノートを手作り

裏紙を束ねてサイズを揃えるだけでも、ノートになります。

最近では100均でリングバインダーが安く買えるので、バインダーや糸でまとめて、1冊しかない自分だけのノートを作りましょう。

作り方

  1. 裏紙を使いやすい大きさに整形する
  2. リングバインダーや糸で綴じる
  3. お好みの紙で表紙をデコレーションしてもよいでしょう

メモ帳を作る

裏紙を切ってメモ帳にもできます。

ちょっとしたメモやリスト作成など、便利なメモ帳として使えるでしょう。

作り方

基本的な作り方はノートを作る方法と変わりません。

  1. 裏紙を適当な大きさに切り、整形する。
  2. 束ねて上部を糊などで固定する。

たったこれだけの簡単な作業でメモ帳を作れます。

100均のメモホルダーを利用すれば簡単

ノート用のリングバインダーのようにメモ帳のメモホルダーも100均に売っています。

これを利用すれば束ねた裏紙を糊などで固定するより簡単にオリジナルのメモ帳を作れます。

ゴミ入れを作る

裏紙を使って、ゴミ入れも作れます。

リサイクルやゴミの分別が簡単になるのに加え、使い勝手が良くミニマリストにも人気があります。

その他の裏紙大量消費活用法:切り絵・折り紙・工作

裏紙は、切り絵や折り紙、工作などのクリエイティブな再利用もできます。

子どもたちと一緒に楽しみながら、裏紙を有効活用しましょう。

コピー用紙の裏紙はコピー機やプリンターで再利用していいのか

コピー用紙の裏紙をコピー機やプリンターで再利用することには賛否両論があります。

その理由をいくつか紹介していきます。

コピー用紙の裏紙は使うなという意見

コピー用紙の裏紙を再利用すると、印刷うまくいかなかったり、故障に繋がる場合があります。

そのためコピー用紙の裏紙は使うなという意見の人も中にはいます。

コピー機の印刷不具合や故障につながる

コピー機やプリンターに裏紙を入れると、紙詰まりやインクの乾き具合による印刷不具合が発生することがあります。

コピー機やプリンターの多くはレーザープリンターで、静電気を利用してプリントしています。

裏紙は通常のコピー用紙よりも静電気を発生させやすく、その静電気によって他の紙を引き込んで紙詰まりを起こしてしまいます。

裏紙の中でも紙詰まりを起こしやすい紙があり、その特徴は次の通りです。

  • しわや折り目がついている
  • インクなどの水分を多く含んでいる
  • 色味が濃い
  • 表面に凹凸がある
  • ホチキスが付いている  など

新しい紙でもしわや折り目が付いる、水分を含んでいる場合は紙詰まりしやすくなってしまうので注意しましょう。

コピー機のリースやレンタルの保証が適応されない場合も

コピー機をリースやレンタルしている場合、裏紙の再利用が保証対象外となることがあります。

多くの場合では、裏紙の再利用が原因の故障でも保証が受けられるようになっています。

しかし保証が受けられなかった際は、修理に高額な費用がかかってしまうことになっています。

裏紙を印刷したい人は保証内容を確認しておくと安心でしょう。

種類によっては再利用を推奨していないので確認が必要

コピー機やプリンターのメーカーや機種の多くは、裏紙の再利用を推奨していません。

基本的にプリンターやコピー機は裏紙への印刷を行うと、機械本体に負担が大きく、以下のような故障の原因になってしまいます。

  • 紙詰まり
  • 印刷ミスの増加
  • 裏紙のインクがコピー機にこびりついてしまう など

コピー機やプリンターの使用前に推奨しているかどうか、確認が必要です。

手差しトレイからなら、裏紙への印刷が可能な機種もあるので、確認してみてください。

コピー用紙の裏紙を推奨している場合

一方で、裏紙の再利用を推奨しているコピー機やプリンターも存在します。

これらの機種では、問題なく裏紙を再利用できます。

各社の推奨機種

各メーカーから推奨される裏紙再利用対応のコピー機やプリンターが販売されています。

裏紙印刷が推奨されている機種には、

  • 裏紙専用のトレイが付いている
  • 裏紙印刷専用の設定ができるようになっている

といった裏紙再利用専用の機能がついています。

そのような機種では裏紙印刷による故障の心配をせずに再利用できるでしょう。

購入する際には、裏紙再利用が可能な機種を確認して選ぶことが重要です。

コピー用紙の裏紙再利用の向き

裏紙を再利用する際には、向きに注意が必要です。

通常、印刷面が内側になるように裏紙をセットすることで、印刷不具合を防ぐことができます。

基本的には、

  • 給紙トレイに裏紙をセットするとき→印刷面が下になる
  • 手差しトレイに裏紙をセットするとき→印刷面が上になる

という風に印刷されるので、印刷面の方が白紙面になるようにしましょう。

しかしコピー機やプリンターの種類や設定によって正しい用紙の向きは異なるため、確認が重要です。

大量の裏紙を削減するために私たちができること

裏紙を削減するために、私たちには普段からできることがあります。

日常から行える再利用法についていくつか紹介していきます。

リサイクルマークのコピー用紙を購入する

リサイクルマークのついたコピー用紙を購入することで、環境に優しい製品を選ぶことができます。

リサイクルマークは、紙やプラスチックなどの分別がしやすいように表示されているマークです。

またリサイクルマークの他にグリーンマークというものもあります。

グリーンマークは、

  • ノート
  • トイレットペーパー
  • ティッシュペーパー
  • コピー用紙
  • 新聞紙  など

といった製品に付いていることがあります。

グリーンマークが付いた製品は、原料に古紙が40%以上使用されている

グリーンマークが付いた製品を購入することも、リサイクルに貢献する方法の1つです。

印刷する必要がない資料は印刷しない

印刷が不要な資料は、デジタルでの閲覧や共有を行い、印刷を控えることもおすすめです。

最近ではペーパーレス化も進んでいますし、そのメリットとして以下のことが挙げられます。

  • タブレットやパソコン1つにデータをまとめられる
  • 資料を渡すときに、一瞬でデータを送ることができる
  • 荷物を大幅に軽量化できる  など

そのような観点から考えても、実物の紙でやりとりしなければいけないもの以外は、極力印刷を控えてみましょう。

その結果、裏紙の発生を抑え、環境問題改善にも貢献できます。

もったいないと思っても業者に引き取ってもらう

自宅で再利用できない裏紙が大量にある場合は、適切な処分のためにも専門業者に引き取ってもらいましょう。

専門業者に回収してもらうには、以下のようにしてください。

  • 自分で古紙回収が行われている場所に持って行く
  • 専門業者の古紙回収サービスを利用する

ただ捨ててしまうより、手間がそれほどかかるわけでもないので、積極的にリサイクルしてSDGsに貢献しましょう!

機密情報がない雑紙はリサイクルへ

機密情報が含まれていない雑紙も、リサイクルに出せます。

そのような雑紙は、裏紙として再利用できますし、再利用しないのならリサイクルとして回収してもらいましょう。

その結果、資源の有効活用に繋がります。

まとめ

今回は裏紙を再利用していく際の、

  • メリットとデメリット
  • 知っておくべきルールや注意点
  • 手軽にできる裏紙再利用のアイディア  など

について紹介してきましたが、いかがでしたか?

今まで裏紙を再利用するときに考えたことなかったようなこともあったのではないでしょうか?

自宅でもできる簡単に再利用法も多くあるので、ルールや注意点をしっかり守りながら、楽しく便利に裏紙を再利用していきましょう!

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